概観
NASDAQは4日間連続で上昇し、その間の上昇率は約9%になっていた。4日間でこれだけ上昇していれば、通常は一度ブレーキがかかるため、昨日は下落日となった。
ただし、個人的には上昇の流れの中での一時的な休憩程度に見ている。
このような日は、銘柄の相対的強さ(Relative Strength)が如実に表れる。市場が下落する中で持ちこたえた銘柄を監視することは、非常に重要だと思う。
相対的強さが目立った銘柄
特に強かったのはHPEだった。
昨日だけではなく、ここまで一貫してかなり強い相対的強さを示している。
昨日はサイバーセキュリティやソフトウェア関連が弱かったが、現時点でチャートが崩れたわけではなく、特に問題がある動きだとは思っていない。
ここでいう相対的強さは、単にその日上昇した銘柄という意味ではない。
各種移動平均線より上にあり、1週間、1カ月、3カ月、半年の上昇率でも上位にあるなど、これまで一貫して強さを示してきた銘柄の中で、下落日に持ちこたえているものを見る必要がある。
金鉱株・銀鉱株とレアアース
昨日は金鉱株、銀鉱株、レアアース関連のマイニング銘柄も強かった。
ただし、これらの中には200日移動平均線より下にある銘柄も多い。そのため、これまでのリーダーが下落日に持ちこたえたという意味での相対的強さとは少し異なる。
一方で、GDXなどは潜在的にStage 1からStage 2へ移行する可能性があるため、監視してもいいのかもしれない。

ゴールドやシルバーが強くなる一方で、ドル指数のDXYは下落している。両者には強い相関関係がある。
ただし、これを理由にいきなり金鉱株へ手を出すのではなく、まずはこれまで強さを保ってきた銘柄の中で、下落日に持ちこたえたものを探すのが、正しい相対的強さの使い方だと思う。
今日のトレード
HPE
HPEには2.5%だけ追加した。
5分足のオープニングレンジ・ブレイクアウトで追加したが、正直なところ、すぐに上へ行ってほしくないという気持ちが強く、少しFOMOが入っていたと思う。
ポジションサイズ自体はかなり小さいため、ストップにかかっても仕方がないという程度に考えている。

FTNT
FTNTは一度ブレイクイーブン付近まで戻ってきたため、いったん手放した。
その後、5分足での反転を2回試したが、どちらも下落してストップにかかった。

PANW
一番の失敗は、PANWを試したことだったと思う。
さすがに買う位置ではなかった。
少なくとも10日移動平均線が追いついてくるまで待ち、移動平均線へのプルバックで買うべきだった。
新高値を目指している位置でありながら、タイトなポイントも形成していなかった。日足の位置を十分に見ず、5分足だけを見てトレードしてしまった部分がある。
これは悪いトレードだったと思う。

明らかに良くないトレードについては、素直に反省できるようにしたい。
PANWがそのまま上昇していたとしても、今回のトレードは良くなかったと思う。
反省する際に重要なのは、結果的に利益が出たかどうかではなく、ルールや規律、リスクリワードの面で、確率的に正しいことをしていたかどうかになる。
損失になったトレードを反省するのは比較的簡単だが、難しいのは利益が出たトレードでも、内容が悪ければ反省できるかどうかだと思う。
今後も、結果とトレードの良し悪しを切り離して考えるようにしたい。
現在のリーダーと4月との違い
ここから市場が落ち着き、4月のような非常に強いロックアウト・ラリーになる可能性もある。
ただし、4月とはリーダー銘柄のラインナップが大きく異なる。
現在、主要な半導体銘柄の多くは、まだ各種移動平均線より下にいる。
- MUは21日移動平均線と50日移動平均線より下
- SanDiskも主要な移動平均線より下
- AMDも各種移動平均線より下
- NBISなどのAIインフラ・AIクラウド関連も50日移動平均線より下
現時点では、半導体やAIインフラ関連が新高値付近でピボットを形成しているわけではない。
その役割を担っているのは、どちらかというとソフトウェア、サイバーセキュリティ、サーバー関連になる。
今後のエントリー方針
ここから数日は、なるべく押し目や弱さを狙っていきたい。
市場全体が一気にギャップアップした初日に買えれば最も良かったが、それを実際に行うのはかなり難しい。
そのため、今後は移動平均線やサポートラインへの押しを狙う。
HPEにはまだ追加したい。DELLについても、今後の機会を逃したくない。
買い候補
DELL
引き続き主要な買い候補として見ている。
移動平均線やサポートラインへの押しがあれば、エントリーを検討したい。

HPE
現在のポジションに、今後も追加していきたい。
ただし、FOMOで高値を追うのではなく、押し目や反発の形を待ちたい。
PLTR
PLTRは一昨日に決算ギャップアップしている。
200日移動平均線まで下落してきたところでは、一度反発を狙ってみたい。
今日そこまで下落するかは分からないが、その水準での反応を監視する。

ソフトウェア・サイバーセキュリティ
ソフトウェアやサイバーセキュリティについては、昨日の動きを見る限り、もう少しタイトなエリアやインサイドデーを形成するまで待ったほうがいいと思う。
現時点ですぐに買う候補はなさそうだ。
DDOGは今日の引け後に決算を控えている。他のソフトウェア銘柄やサイバーセキュリティ銘柄も連動する可能性があるため、その動きにも注意していく。