概観
今日は売買を一切行わなかった。新規購入、売却ともになし。
NASDAQ 100のETFであるQQQはギャップダウンしたが、寄り付き後にモーニング・ウォッシュアウトのような動きとなり、終値では寄り付き付近まで戻した。
半導体ETFや半導体銘柄全般の動きを見ても、個人的には非常に好ましい反発だった。ただし、まだキャピチュレーション(降伏)の段階に入ったとは思えない。
市場内部とリーダーの状況
興味深かったのは、マーケット・ブレッドスの指標がそれほど悪化していないことと、半導体やNASDAQが大きく下落する中で、S&P 500が+0.21%上昇したことだった。
S&P 500の均等加重ETFであるRSPも新高値を付けている。
RSP

一部の銘柄、特に半導体やテクノロジー関連が大きく下落する一方で、ほかの分野には上昇しているものも多かった。エネルギーは弱かったが、バイオ、生活必需品、一般消費財、コミュニケーション・サービスなどは比較的上昇していた。
ただし、生活必需品などは基本的にディフェンシブな分野になる。
今回は、これまでリーダーとして振る舞ってきた半導体、メモリ、AIサーバーなどのAI関連銘柄が軒並み下落している。市場全体はリーダーに追随する傾向があるため、ディフェンシブな分野だけが上昇を続け、リーダーだけが下がり続ける展開は考えにくい。
基本的には、ほかの分野もいずれリーダーの下落に引っ張られる可能性があると見ている。
オーバーソールドからの反発
市場は一直線に下落するわけではない。
売られすぎると反発が起こり、その反発が下落中の移動平均線などに阻まれ、そこから再び下落する。このような動きを繰り返しながら、徐々に下がっていくことが多い。
現時点では、複数の要因が重なり、ややオーバーソールドの状態になっているように見える。
SK hynixの決算が市場予想に届かなかったこともあり、韓国市場のKOSPIは現時点で約-6%となっている。
ここから一定のオーバーソールド・バウンスが起きてもおかしくない。その反発を狙うトレードも可能だと考えている。
買い候補
メモリ・ストレージ
最も売られすぎている候補は、MUやSanDiskなどのメモリ・ストレージ関連になる。
半導体全体と比べても、メモリ関連のほうが明らかに売られすぎている。
個人的には、MUよりも動きが速いSanDiskを狙いたい。
SanDiskについては、ラウンドナンバーである1000ドルを割った後などに、どのように振る舞うかを見たい。
SNDK

MUについては、770ドルや750ドル付近を割った後の反発を狙いたい。
MU

ただし、個別銘柄だけではなく、以下の動きも注視する。
- 半導体ETFのSMH
- 韓国ETFのEWY
- SK hynix
- STX
STXは決算を発表し、現時点のオーバーナイトではややギャップアップしている。ただし、実際にどのような動きになるかはまだ分かりにくい。
これらの市場や銘柄と連動して安値を形成し、その後にリクレイムが起きれば、短期のスイングトレードとして扱うことは比較的可能だと思う。
ただし、通常のスイングトレードではない。
早めに利益確定し、下落中の移動平均線に当たったところで全決済することも考えている。保有期間も、長くても1週間程度の短期トレードになる可能性が高い。
何週間、何カ月もロングで保有するようなトレードではない。SanDiskは8月5日に決算を控えているため、そもそも長くは保有できない。
PANW
通常のロング候補としては、サイバーセキュリティのPANWを見ている。
PANWは前日にアンダーカット・アンド・ラリーのアンダーカットを済ませ、その後のラリーも終値ベースでは比較的良い形で起きている。

エントリー候補としては、以下を考えている。
- 前日の高値を超えたところ
- 寄り付き後にモーニング・ウォッシュアウトが起き、その後に620 setupが形成されたところ
DDOGなども強いが、全体的にはPANWのほうが強いと見ている。
サイバーセキュリティへのローテーションを狙う場合は、PANWを新規購入することになる。
現在のスタンス
現時点で考えているのは、次の2つのパターンになる。
- サイバーセキュリティの強さを狙ってPANWを購入する
- オーバーソールド・バウンスを狙ってMUまたはSanDiskを購入する
どちらの場合も、ポジションサイズはかなり小さくする。
現在の環境では5%でも多いと感じているため、それ以下のサイズで入るつもりだ。
もちろん、現時点がオーバーソールドの底ではなく、ここからさらに下落する可能性もある。
基本的には初日の動きを見て、十分なクッションが得られない限り、すぐに手放すつもりでいる。