概観
昨日は、それほど大きな動きがあったわけではなかった。
逆に言えば、指数や個別銘柄の激しいボラティリティが少し収まってきており、市場にとって必要な1日だったのではないかと思う。
現時点では、強気でも弱気でもない。1週間ほど前と比べれば、少しニュートラルに戻ってきた感覚がある。
ただし、市場内部の短期的な推進力が大きく広がっているわけではなく、積極的に資金を入れる段階ではない。新規トレードを行う場合も、あくまで試し買いに近い形で進める。
今日のトレード
今日は、実質的には一つのアイデアとして、サイバーセキュリティのPANWとCRWDをトレードした。
どちらも寄り付きから15分ほど経過した後、モーニング・ウォッシュアウト直後の5分足で、最初に跳ね返ったところを買った。
結果はどちらもほぼプラスマイナス0で、ブレイクイーブン付近で終了した。
ただし、値動きは望んでいたものではなかった。
PANW
PANWは、モーニング・ウォッシュアウトで20日移動平均線に触れた後の跳ね返りを買った。
しかし、終値ではエントリー位置から1%程度のクッションしか作れず、期待していたほどの反発にはならなかったため、引け間際に売った。

明日も20日移動平均線付近でどの程度反発するかを見たい。サイバーセキュリティの中では、現時点でPANWが最も強く見えるため、再度モーニング・ウォッシュアウトで買う可能性はある。
ただし、CRWD、DDOG、SNOW、RBRK、ソフトウェアやサイバーセキュリティのETFなども確認し、グループ全体に上昇傾向がある場合に、買ったポジションを長く保有するか判断したい。
PANWは、まだ20日移動平均線を明確には割っていない。
明確に割った場合は、一部を減らす予定。現在のチャートは完全に崩れているわけではないため、全額売却するのは少しやりすぎだと思っている。
ただし、明日ひどい下がり方をした場合は、問答無用で売る。
CRWD
CRWDもPANWと同様に、明確な20日移動平均線がある場所で反発を狙った。
しかし、その後の値動きはPANWよりも弱かった。こちらもPANWと同様に引け間際で売っている。

CRWDやDDOGは、このまま50日移動平均線付近まで戻ってきてもおかしくないような動きになっている。
そこまで下落した後の反発を買う考えもあるが、そもそもサイバーセキュリティ全体がどうなのかという点も確認する必要がある。
サイバーセキュリティとソフトウェア
サイバーセキュリティは全体的に下がり気味だった。
ソフトウェアETFは-3.05%。サイバーセキュリティETFのHACKも下落し、終値で20日移動平均線を割った。
最近は、ソフトウェアやサイバーセキュリティが下落する時に、半導体関連が上昇する傾向がある。昨日もおおむね同じような関係だった。
半導体が極端に上昇したわけではないものの、サイバーセキュリティは比較的弱かった。
FTNTの管理
保有しているFTNTも、終値で20日移動平均線を明確に割った。
5月7日の決算ギャップアップ以降、20日移動平均線を明確に割ったのは初めてだ。

本来であれば、10日移動平均線などを使ってトレールしていく考えになるが、FTNTは買値からほとんど利益が出ていない。
ポジションサイズも小さいため、最終的にブレイクイーブンで終わっても、それは仕方がないと思っている。
当初は、20日移動平均線を割っただけで売る意味はそれほどないと考えた。しかし、7月29日に決算があり、現時点では20%程度しかトリミングしていない。
決算前にポジションを削る必要があることを考えると、明日の動きを見ながら、もう少し減らす必要があると思い直した。
半導体
ここ数日の動きから、半導体関連は再び底をつけて上昇してきたようにも見える。
AMD
半導体の中では、AMDが明確なリーダーだと思っている。
昨日は+8%ほど上昇し、今日は+1.45%だった。

しばらく超えられなかったダウントレンドラインやピボットを上抜け、その後もフォロースルーが発生すれば、半導体全体が良い形になっていく可能性がある。
ただし、8月4日に決算を控えている。また、大きく上昇した翌日にすぐ買うのは難しい。
理想的には、最低でも1日インサイドデイを作ってほしい。
今後さらに上昇した場合も追いかけず、20日移動平均線などが追いついてきたところで、EMAクロスバックを確認して低リスクで買う方が、現在の環境には合っていると思う。
この環境でブレイクアウトを買うのは、ほとんどの場合において相当リスクが高い。
ASML
ASMLも半導体関連の候補として見ている。
他の半導体やメモリー関連銘柄の修正幅が大きい中、ASMLは高値から15%程度の下落にとどまっており、相対的にタイトである。

AMDは最大で高値から21%程度、MUは35%程度、SNDKは44%程度下落している。
ASMLは7月15日に決算を通過している点も含め、比較的硬い銘柄に見える。
週足のダウントレンドラインが通る1,824付近を見ている。
ただし、そこを買うとブレイクアウトになるため、理想としてはもう少し早い位置で参入したい。
モーニング・ウォッシュアウト後のVWAPリクレイムや620 setupが成立する場合は、買い候補になる。
FOMO Indicator
Nathan Bancroftが、NASDAQ 100構成銘柄のうち、何%が5日移動平均線より上にあるかを示すFOMO Indicatorについて投稿していた。
4月の上昇局面では、3月27日時点の18%から、4月2日には82%まで一気に上昇していた。
今回は7月に入ってから20%台から70%台の間を推移しているが、多くの期間は30〜50%程度に収まっている。

現時点では39%しか5日移動平均線を上回っておらず、短期的な推進力や市場の広がりはそれほど強くない印象がある。
理想的には、この数値が10%台まで下がり、恐怖や投げ売りがかなり広がったところで、持ちこたえている銘柄を狙いたい。
上昇相場の中であれば、そのようなタイミングはリスク・リワードが良くなりやすいと思う。
現時点の39%は中途半端で、完全な恐怖でも熱狂でもない。もう少し待ちたい状況ではある。
現在のスタンス
PANWやASMLなどに購入の可能性はあるが、全力で行くつもりはない。
あくまで市場の反応を確かめるための試し買いに近い形で進める。
半導体ではAMDのフォロースルー、ASMLの相対的な強さを確認する。サイバーセキュリティでは、PANW単体だけでなく、CRWD、DDOG、SNOW、RBRKやETFを含めたグループ全体の動きを見る。