トレード振り返り 2026/7/15|DELLが激しく売られる

2026-07-16

概観

これまで最優先で監視していたDELLとAMDが大きく売られ、従来のリーダー株の弱体化が改めて確認された一日だった。

一方、AAPL、AMZN、GOOGL、META、MSFTなどの大型テクノロジー株が上昇したため、指数は比較的安定して見えた。CPIとPPIが市場予想を下回り、インフレ圧力の緩和期待や金利上昇懸念の後退も市場にとってはプラス材料だった。

しかし、指数の強さとは対照的に、半導体やハードウェアを中心とする従来のモメンタムリーダーは大きく下落している。成長株・モメンタム株を取引する立場から見ると、指数が示す以上に内部環境は悪く、引き続き守備を優先すべき局面と判断した。

今日のトレード

本日は新規トレードを行わなかった。

前日まで購入候補の最上位だったDELLとAMDが寄り付き直後から激しく売られたため、無理に別の銘柄へ資金を振り向けることもしなかった。

現在は明確なセットアップが少なく、すぐに買える強い銘柄も見当たらない。何もしなかったこと自体は、現在の環境認識と一致した判断だった。

半導体・ハードウェアの崩れ

DELL

DELLは約9.8%下落した。

前日は終値が非常に良く、ここからベースを上抜けて上昇を始めてもおかしくない形に見えていた。しかし、本日は寄り付き直後から強い売りを受け、前日の上昇を完全に打ち消す長い陰線となった。

まだウォッチリストから完全に外す段階ではないものの、すぐに買い直せる状態ではない。今回のキルキャンドルを消化し、チャートを修復するための時間が必要と考えている。

AMD

AMDは約3.46%下落した。

DELLほど完全に崩れたわけではないが、引き続きレンジ内でチョップしており、明確な上昇トレンドへ移行できていない。

日足の形が完全に壊れたとは言えないものの、これまでのように最優先の購入候補として扱うには、もう一度強さを示す必要がある。

MU・SNDK

MUとSNDKも、それぞれ約8%下落した。

終値だけを見れば、長期的なチャートが完全に崩壊したとまでは言えない。ただし、仮に再び上昇へ戻るとしても、売りを消化してベースを作り直すには相応の時間が必要になる可能性が高い。

半導体・メモリ関連全体として、これまでのリーダーシップを失いつつある兆候が見られた。

指数と市場内部の乖離

指数を支えたのは、主に大型テクノロジー株だった。

  • AAPL:+4.0%
  • GOOGL:+3.2%
  • AMZN:+3.0%
  • META:+3.1%
  • MSFT:+2.8%

MAGSが+2.3%上昇している。

現在の主要指数は、これらの大型株が占める比率が大きい。そのため、一部の大型株が上昇すると、内部で多数の成長株が下落していても、指数上では問題が小さく見える。

CPIとPPIが市場予想を下回り、インフレ圧力の緩和期待が高まったことは、本来であれば市場全体にプラスとなる材料だった。VIXも低下している。

それにもかかわらず、以前のリーダー株の崩れが進んでいる。これは、ニュースや指数だけを見れば良好でも、モメンタムトレードの実際の環境は良くないことを示している。

サイバーセキュリティ

サイバーセキュリティは、半導体ほど全面的に崩れたわけではなかった。

特に弱かったのはRBRKで、約8.7%下落した。一方、その他の主要なサイバーセキュリティ株には、同程度の強い売りは見られなかった。

CRWD、PANW、FTNTなどは直近で大きく上昇しているため、現在の位置から新規で追いかけるのは難しい。

現実的に押し目を狙える可能性が比較的高いのはDDOG。今後コンソリデーションを作り、20日移動平均線付近まで健全に押してくる形になれば、候補として注目したい。

ただし、現時点では明日すぐに買える明確なピボットは形成されていない。

新たに注目しているグループと銘柄

従来の半導体リーダーが弱くなったため、今後どの分野から新しいリーダーが現れるかを探す必要がある。

証券・オンラインブローカー

HOOD

HOODは昨年10月ごろの高値から約60%下落した後、5月ごろから回復し、底値から約60%上昇している。

7月9日に一度購入したが、翌日の強い反転で売却した。現在はすぐに買える形ではないものの、回復基調が続いているため、ウォッチリストには残している。

IBKR

IBKRは、上昇するベースが段階的に重なったアセンディングベースに近い形を形成している。

チャート形状は良いが、現時点では翌週火曜日の引け後に決算を控えている認識のため、新規購入候補にはできない。決算後の反応を含め、今後のリーダー候補として観察する。

ゲノミクス・バイオサイエンス

TWST

TWSTは約1か月半で100%近く上昇し、その後の調整幅は約17%にとどまっている。

短期間で大きく上昇した後も調整が比較的浅く、Power Play後のセットアップ候補として魅力がある。

一方で、流動性にはやや難がある。売買する場合には、ポジションサイズやスプレッド、寄り付き直後の値動きに注意が必要となる。

GH

バイオサイエンス・診断関連では、GHが現在のところ最も強い銘柄の一つと見ている。

大型株ではないものの、チャート上の相対的な強さが目立っている。現在すぐに買える形かどうかとは別に、グループ内のリーダー候補として監視する価値がある。

HUM

HUMも強い動きを見せているが、現時点ですぐに新規購入できる形ではない。

製造業向けマーケットプレイス

XMTR

XMTRは、チャート形状だけを見れば非常に良好。

ただし、TWST以上に流動性が低く、所属グループも市場を主導するほど強いとは言いにくい。そのため、形は良くても優先順位は低めとなる。

バイオ・ファーマ

LLY

LLYはブレイクアウト後に、かなり元のピボット付近まで戻ってきた。

完全に崩れたわけではないが、ブレイクアウト後の利益を維持できていないことは良い兆候ではない。現時点では、積極的に買いたい候補ではない。

MRK

MRKは以前のベース・ピボットゾーンまで戻ってきている。

ここからピボットを再び上抜けられるかは観察したい。ただし、現時点の認識では決算まで約2週間程度であり、新規購入を検討する場合には決算日との間隔を確認する必要がある。

現在のポートフォリオとスタンス

変わらず、現金が95%程度。

現在、明日すぐに買えるほど強く、明確なセットアップを形成している銘柄はほとんどない。

これまでの最優先候補だったDELLとAMDが弱くなり、次のリーダー候補もまだ十分に固まっていない。したがって、現在は明確に守りを優先すべき局面と考えている。

新規トレードを行う場合も、小さなポジションから試す形になる。ただし、小さなサイズだからという理由だけでエントリーするのではなく、新しいリーダー候補が実際に機能し始めたことを確認する必要がある。

-デイリートレードジャーナル